柔軟なファイル暗号化方法
ファイル暗号化の方法は実運用に合わせて柔軟に
ファイル暗号化の方法は、通常の暗号化に加えて、「テンプレート」や「API」を利用した自動暗号化をご用意しております。実運用に合わせてご利用ください。
通常の暗号化:ドラッグ&ドロップだけでシンプルに
ファイルを「FinalCode」アイコンにドラッグ&ドロップするだけで、暗号化ファイルが完成します。

個人のPCで自動暗号化:テンプレートを利用した自動暗号化で快適に
各ユーザー自身が個人のPCで自動暗号化フォルダーの設定をすることが可能です。(ローカルフォルダー自動暗号化機能)あらかじめ用意したフォルダーに、暗号化設定のテンプレートを割り当てておくと、そのフォルダーにファイルが保存されると同時に、割り当てられたテンプレートに従ってファイルを自動的に暗号化することができます。暗号化作業の効率化、ミスの防止に役立ちます。
なお、「ネットワークドライブの割り当て」を行うことで、ネットワーク上のフォルダーの自動暗号化設定を行うことも可能です。

- ※自動暗号化機能で設定できる監視先フォルダー数は、1ユーザーの1端末あたり5個となります。
(例:1ユーザーが自動暗号化機能を3端末で設定する場合、最大3×5の15個の監視先フォルダーを設定できます) - ※ご利用の場合は正しく設定をしてご利用ください。
詳しくは、ユーザーマニュアル「2-10-1 自動暗号化フォルダー設定に関する注意点」または、よくある質問をご覧ください。
共有フォルダー自動暗号化※1:情報が集まるファイルサーバーを監視
「FinalCode」がファイルサーバー上の共有フォルダーを常時監視し、フォルダーにファイルが格納された時点で、あらかじめ設定されたテンプレートに基づいて自動でファイルを暗号化します。ユーザーはいつも通りにフォルダーへファイルを入れるだけ。特別に意識することなく、ファイルを守ることができます。

- ※1 「共有フォルダー自動暗号化モジュール」をファイルサーバーにインストールし、当該モジュール専用の設定画面から暗号化設定を行います。
- ※2 当該フォルダー内で暗号化されたファイルの所有者として権限変更やログ監視が可能です。
APIで外部システムと連携:業務を変えずにセキュアな運用
文書管理システムやファイル転送システムなどの外部システムから「FinalCode」の暗号化・復号の機能をコールできる実行形式のAPI(「FinalCode API」)を提供しています。システムが自動で暗号化・復号するので、ユーザーが何の意識もすることなくご利用いただくことが可能です。
●ダウンロード・アップロードする際に自動で暗号化・復号
「FinalCode API」を利用することで、文書管理システムからダウンロードする際に自動暗号化する仕組みを構築できます。これにより、ユーザーの手間を増やすことなく、文書管理システムの外部でもファイルを守ることが可能になります。また、アップロード時に自動復号することにより、文書管理システムの運用にも影響を与えることはありません。

- ※「FinalCode API」は、ファイルの暗号化や復号、権限の変更など、利用者が通常「FinalCode Client」や管理画面を通じて行う主な操作を、コマンドラインから行うためのツールです。