ブログ
- 2023/08/25
日本の誇る「技術情報」を守るには
こんにちは、デジタルアーツ株式会社「FinalCode」製品担当です。
本日は「技術情報」の保護についてお話していきます。
「技術情報」の海外流出
日本はこれまで、多数の技術を生み出し発展してきました。
大学や研究機関では、先端技術の研究開発を行っているケースも多くあります。
しかし、この大切な技術情報の海外流出が度々話題となります。
2023年7月には公的研究機関にて、研究員が海外に技術情報を持ち出し不正競争防止法違反の容疑で逮捕・起訴される事件もありました。
内閣府はこの事件を受け、8月より全国の約370団体の大学・研究機関を対象に先端技術の海外流出を防ぐ対策を講じているかどうかの実態調査を始めるといいます。
大学や研究機関だけでなく、製造業などをはじめとした一般企業にも多数の「技術情報」が存在します。
日本の企業が提供する様々な製品は、海外からも高く評価されています。
これらも先端技術と同様、しっかりと守っていく必要があります。
また海外流出の恐れだけでなく、競合企業への転職時に不正持ち出しするなど技術情報漏えいのニュースは後を絶ちません。
技術情報を取り扱う皆さまは今一度、対策について見直してみてはいかがでしょうか。
「技術情報」の流出対策とは
特に製造業などのお客様に多くご利用いただいているファイルセキュリティ製品「FinalCode」では、「技術情報」の流出対策としてもご利用いただいています。
「FinalCode」では大きく4つの機能で「技術情報」を守ります。
①メールアドレスを指定し、閲覧制御
ファイルを閲覧できるユーザーをメールアドレス・ドメイン単位で指定し、万が一外部に流出しても開くことはできません。
② 画面透かし機能でカメラによる撮影も抑止
ファイルそのものを開けなくても、スクリーンショットを撮ったものが流出したりパソコンの画面をカメラで撮影したデータが流出したりする懸念もあるかと存じます。「FinalCode」で暗号化されているファイルは、スクリーンショットを撮られないように制御されるためスクリーンショットデータの流出は発生しません。
また、ファイルに画面透かしを入れることもでき、いつ・誰が・どこからそのファイルを開いているかという情報を動的にファイル上に表示するため、パソコン画面を撮影したユーザーが誰かをすぐに特定することができ、抑止に繋がります。
③ アクセスログの確認
「FinalCode」で暗号化されたファイルがいつ・どこで・誰が・どんな操作をしているかという情報をリアルタイムで確認可能です。また閲覧が許可されていないユーザーのアクセスも検知することができ、流出の恐れに気付くことができます。
④ ファイルの遠隔削除
元々ファイルへのアクセスを許可されていたユーザーがファイルを流出させようとしているなどの怪しい動きがあった場合、そのユーザーの閲覧権限をはく奪することはもちろん、ファイルそのものを遠隔で削除することが可能です。
これらの機能の他にも多数の機能を有しており、お客様のファイル運用に合ったご利用が可能です。
この機会に、ぜひ「FinalCode」を利用した「技術情報」の保護もご検討ください!